2009年 05月 23日
多摩よこやまの道 ウォーキング
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5月21日
万葉集にも詠まれている「多摩よこやまの道」を 「歩こう」 と
友達と約束して3~4年が経ちました。
万葉集には
「赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山徒ゆか遣らん」(万葉集巻第二十)
防人として遠く九州に召集された夫を乗せる馬を放牧してまい、捕らえる事ができなくなり、
結局夫は歩いて多摩丘陵を越える事になってしまった事を嘆いて、
妻の宇遅部黒女(うちべのくろめ)が詠んだ歌
多摩丘陵の尾根は古代より武蔵野と相模野の両方を眺められる高台で、
鎌倉古道や奥州廃道、古代の東海道などの重要な歴史街道が並走・縦走し、
東西の交通の要衝として多くの人々に利用されていた道です。
そんな「よこやまの道」を辿ってみたい・・・やっと念願叶ったこの日の
「集合時間は京王永山駅、10時に・・・それまでに来ない時は行かないものと思って出発ね!」・・・
中でも一番楽しみにしていたIさん、
10時になっても現れない「彼女が来ないはずはない!」と探し回る・・・
ところが前日、新型インフルエンザの患者が、京王線を利用したとうい二ユースを聞いて、
京王線を敬遠し、小田急線の永山駅で待っていたのです。
・・・改札は隣なのですが・・・
大きなマスクを掛けたIさんが言うには、「皆さん小田急線を利用すると思ったわ!」・・・朝から大笑い・・・
出発地までバスに乗り、西順路で唐木田まで歩くコースです。 ↓クリックして見て下さい
バスを諏訪4丁目で下車、
よこやまの道へ向かう途中の陸橋は「電車見橋」と名付けられ、
京王相模原線と小田急多摩線の電車の通過が見下ろせます。
その先の尾根幹線道路が通る「弓の橋」を渡ると、そこが「よこやまの道」スタート地点です。
尾根幹線道路を右下に見降ろし、古道の脇に咲く花を眺め、遠くは近代的な建物が並ぶ街並みを見ながら歩きます。
茂った新緑の木々の間から木漏れ日が射し、爽やかな風もあり、絶好のウォーキング日和です。
雑木林を潜り抜け、エゴノキの花の絨毯を踏みながら
丘陵で一番眺めの良い所
防人はこの峠に着くと、ふり返り故郷の見納めをしたと思われる高台・・・パノラマ景色を見ながら一休み
丘陵の眼下には造成地が広がり、国士館大学の裏手の道をさらに歩き、
恵泉女学院の裏の分岐道に入り、池のある広場に出てやっと昼食タイム、
古民家も見学しました。
新撰組の土方歳三や沖田総司が、小野地(町田市)の小島家に剣術の出稽古に通ったと言われる道、
「鎌倉裏街道」は関所の煩わしさを避けた道だだったのでしょう。
一本杉公園を通り、住宅の中を歩く
「サクランボ、食べてもいいよ~」・・・どこからか叫んでいる声、
「どこにいるの?」「墓の中・・・」・・・美味しそうなサクランボを眺めていたからでしょうか?
ちょっとすっぱいサクランボを頂きました。
「今頃の竹を「秋の竹」と言うのよ」、と物知りIさん
俳句の季語で、春の竹は葉が落ちて新しい葉と入れ替わる、からと・・・・そう言えば・・・
・・・ゴルフ場の横を通り、家並みが近くなってきたところで・・・
続きの道はありましたが、駅の近くに着いたので帰る事に・・・・
・・唐木田駅の近くでお茶をして解散・・・・歌を口ずさんだり、お喋りの絶えない楽しい散策でした。
此処は稲城市、多摩市、八王子市、町田市、川崎市、にまたがる丘陵です。
「尾根筋には、数本の古道が並行する大規模な古道跡が藪の中に残されています。
これは防人や朝廷の軍隊が往来した古代東海道跡なのか、
あるいは鎌倉街道に属する中世の道跡なのかは現在不明ですが、
並行する道跡は、荷車や人の通行量の多い時のすれ違いや、
荷の運び方による道の使い分けなどの工夫であるのかもしれません。(案内表示より)」
今では整備され歩き易い遊歩道になっていますが、先人の苦労が偲ばれる道でした。
まだ多くの自然が残り、多摩地域を一望できるのもこの道のならではの事かもしれません。
この日は残念ながら、富士山や丹沢・奥多摩の山々は見る事はできませんでしたが、
冬の空気の澄んだ日の景色は素晴らしいものだそうです。
そして、昔、この道を往来した人達が、現代の風景や、便利になった交通手段を見たらどのようにおもうでしょう。・・・・想像できませんね~~
そう・そう、よこやまの道を案内して頂いたのは、親友のyokoyamaさんでした!
有難うぎざいました。
万歩計を忘れてしまいましたが、8キロぐらいは歩いたと思います。
もっと、もっと紹介したい所があったのですが・・・この辺で・・・
万葉集にも詠まれている「多摩よこやまの道」を 「歩こう」 と
友達と約束して3~4年が経ちました。
万葉集には
「赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山徒ゆか遣らん」(万葉集巻第二十)
防人として遠く九州に召集された夫を乗せる馬を放牧してまい、捕らえる事ができなくなり、
結局夫は歩いて多摩丘陵を越える事になってしまった事を嘆いて、
妻の宇遅部黒女(うちべのくろめ)が詠んだ歌
多摩丘陵の尾根は古代より武蔵野と相模野の両方を眺められる高台で、
鎌倉古道や奥州廃道、古代の東海道などの重要な歴史街道が並走・縦走し、
東西の交通の要衝として多くの人々に利用されていた道です。
そんな「よこやまの道」を辿ってみたい・・・やっと念願叶ったこの日の
「集合時間は京王永山駅、10時に・・・それまでに来ない時は行かないものと思って出発ね!」・・・
中でも一番楽しみにしていたIさん、
10時になっても現れない「彼女が来ないはずはない!」と探し回る・・・
ところが前日、新型インフルエンザの患者が、京王線を利用したとうい二ユースを聞いて、
京王線を敬遠し、小田急線の永山駅で待っていたのです。
・・・改札は隣なのですが・・・
大きなマスクを掛けたIさんが言うには、「皆さん小田急線を利用すると思ったわ!」・・・朝から大笑い・・・
出発地までバスに乗り、西順路で唐木田まで歩くコースです。 ↓クリックして見て下さい
バスを諏訪4丁目で下車、
よこやまの道へ向かう途中の陸橋は「電車見橋」と名付けられ、
京王相模原線と小田急多摩線の電車の通過が見下ろせます。
その先の尾根幹線道路が通る「弓の橋」を渡ると、そこが「よこやまの道」スタート地点です。
尾根幹線道路を右下に見降ろし、古道の脇に咲く花を眺め、遠くは近代的な建物が並ぶ街並みを見ながら歩きます。
茂った新緑の木々の間から木漏れ日が射し、爽やかな風もあり、絶好のウォーキング日和です。
雑木林を潜り抜け、エゴノキの花の絨毯を踏みながら
丘陵で一番眺めの良い所
防人はこの峠に着くと、ふり返り故郷の見納めをしたと思われる高台・・・パノラマ景色を見ながら一休み
丘陵の眼下には造成地が広がり、国士館大学の裏手の道をさらに歩き、
恵泉女学院の裏の分岐道に入り、池のある広場に出てやっと昼食タイム、
古民家も見学しました。
新撰組の土方歳三や沖田総司が、小野地(町田市)の小島家に剣術の出稽古に通ったと言われる道、
「鎌倉裏街道」は関所の煩わしさを避けた道だだったのでしょう。
一本杉公園を通り、住宅の中を歩く
「サクランボ、食べてもいいよ~」・・・どこからか叫んでいる声、
「どこにいるの?」「墓の中・・・」・・・美味しそうなサクランボを眺めていたからでしょうか?
ちょっとすっぱいサクランボを頂きました。
「今頃の竹を「秋の竹」と言うのよ」、と物知りIさん
俳句の季語で、春の竹は葉が落ちて新しい葉と入れ替わる、からと・・・・そう言えば・・・
・・・ゴルフ場の横を通り、家並みが近くなってきたところで・・・
続きの道はありましたが、駅の近くに着いたので帰る事に・・・・
・・唐木田駅の近くでお茶をして解散・・・・歌を口ずさんだり、お喋りの絶えない楽しい散策でした。
此処は稲城市、多摩市、八王子市、町田市、川崎市、にまたがる丘陵です。
「尾根筋には、数本の古道が並行する大規模な古道跡が藪の中に残されています。
これは防人や朝廷の軍隊が往来した古代東海道跡なのか、
あるいは鎌倉街道に属する中世の道跡なのかは現在不明ですが、
並行する道跡は、荷車や人の通行量の多い時のすれ違いや、
荷の運び方による道の使い分けなどの工夫であるのかもしれません。(案内表示より)」
今では整備され歩き易い遊歩道になっていますが、先人の苦労が偲ばれる道でした。
まだ多くの自然が残り、多摩地域を一望できるのもこの道のならではの事かもしれません。
この日は残念ながら、富士山や丹沢・奥多摩の山々は見る事はできませんでしたが、
冬の空気の澄んだ日の景色は素晴らしいものだそうです。
そして、昔、この道を往来した人達が、現代の風景や、便利になった交通手段を見たらどのようにおもうでしょう。・・・・想像できませんね~~
そう・そう、よこやまの道を案内して頂いたのは、親友のyokoyamaさんでした!
有難うぎざいました。
万歩計を忘れてしまいましたが、8キロぐらいは歩いたと思います。
もっと、もっと紹介したい所があったのですが・・・この辺で・・・
by semineo
| 2009-05-23 16:48
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Comments(2)
Commented
by
banban0501 at 2009-05-24 10:49
最近は 歩く趣味を 満喫されているのですね
孫さんに振り回されず
自分のペースで生活されているんですね(笑)
宇遅部黒女の歌にあるように
昔は 歩くのも大変だった道を みんなが
楽しみながら 歩く時代になったことに
なにやら 感慨深いです
私も歩いた気分で 読ませていただきました!!
孫さんに振り回されず
自分のペースで生活されているんですね(笑)
宇遅部黒女の歌にあるように
昔は 歩くのも大変だった道を みんなが
楽しみながら 歩く時代になったことに
なにやら 感慨深いです
私も歩いた気分で 読ませていただきました!!
Commented
by
semineo at 2009-05-24 22:33
banbanさん
こんばんは
最近、歩く機会があって嬉しいのですが、
歩かない時は全く歩かないのですよ。
今年は孫たちも来ない?というので、
少しは落ち着けるかな~と思っています。
よこやまの道はまだまだ沢山良い所があるのですが、
歩いた事の記念に少しだけ載せました。
こんばんは
最近、歩く機会があって嬉しいのですが、
歩かない時は全く歩かないのですよ。
今年は孫たちも来ない?というので、
少しは落ち着けるかな~と思っています。
よこやまの道はまだまだ沢山良い所があるのですが、
歩いた事の記念に少しだけ載せました。